本当に"涼しい"カーフィルムの選び方
「赤外線カット率が高い=涼しい」と思っていませんか? じつは、それだけでフィルムを選ぶと体感の涼しさを見誤ります。この記事では、メーカーの数字に惑わされない"本当の遮熱"の見方を、公的規格(JIS)にもとづいて正直にお伝えします。
「赤外線カット率が高い」が、実はアテにならない理由
このページの目次
- 1 「赤外線カット率が高い」が、実はアテにならない理由
- 2 正しい"涼しさの指標"は「遮蔽係数」
- 3 遮蔽係数(SC)=いちばん分かりやすい"涼しさのものさし"
- 4 "数字のマジック"を、実データで証明します
- 5 では、シルフィードは「ダメ」なの? — いいえ、誠実な良品です
- 6 エコスタイルの約束:数字で煽らず、"あなたの目的"に正直に
- 7 まずは写真を送るだけ。LINEで無料相談
- 8 「赤外線カット率が高い」が、実はアテにならない理由
- 9 正しい"涼しさの指標"は「遮蔽係数」
- 10 遮蔽係数(SC)=いちばん分かりやすい"涼しさのものさし"
- 11 "数字のマジック"を、実データで証明します
- 12 では、シルフィードは「ダメ」なの? — いいえ、誠実な良品です
- 13 エコスタイルの約束:数字で煽らず、"あなたの目的"に正直に
- 14 まずは写真を送るだけ。LINEで無料相談
結論:「赤外線カット率」には、JIS(日本産業規格)などの統一ルールがありません。
そのため各メーカーは、自社に都合のよい"ごく狭い波長帯"(たとえば900〜1000nm付近のピーク)だけを切り取って、実態よりずっと高く見える数字(例:「赤外線カット率90%超」)として表示できてしまいます。これは"ウソ"ではありませんが、フィルム全体の遮熱性能(実際の涼しさ)とは必ずしも一致しません。
もうひとつ大事な事実があります。太陽の熱は、赤外線だけが運んでいるわけではありません。太陽のエネルギーは、ざっくり次の3つに分かれます。
※太陽光のエネルギー構成の目安(紫外線約3〜5%/可視光線約44〜45%/赤外線約50〜53%)。
つまり、赤外線をどれだけカットしても、熱の約半分は"可視光線"から車内に入ってきます。だから「赤外線カット率」の数字だけを大きく見せても、車内が劇的に涼しくなるとは限らないのです。これが、当店が「メーカーの数字を鵜呑みにしないで」とお伝えしている理由です。
正しい"涼しさの指標"は「遮蔽係数」
では、何を見れば本当の遮熱性能が分かるのか。答えは、太陽エネルギー全体(紫外線+可視光線+赤外線)をまとめて評価する公的な指標です。代表的なのが次の3つ。いずれもJIS A 5759/ISO 9050 などの規格に準拠し、フィルムの反射・吸収・再放射まで計算に入れます。
遮蔽係数(SC)=いちばん分かりやすい"涼しさのものさし"
無加工の3mmガラスを「1.00」としたときの、太陽熱の入りやすさの相対値。数字が小さいほど、遮熱性能が高い(涼しい)。
例)遮蔽係数 0.42 のフィルム=何もしないガラスの42%の熱しか通さない(=約58%カット)。
関連指標:総日射熱遮蔽率(TSER)=太陽エネルギー全体の遮断率。日射熱取得率(SHGC・η値)=室内に入る割合(TSER ≒ 1−SHGC)。
"数字のマジック"を、実データで証明します
下の表は、メーカー公式の実測値です。赤外線カット率と、実際の遮熱(遮蔽係数)が、必ずしも一致しないことがハッキリ分かります。
| フィルム(例) | 見え方 (可視光透過率) | 赤外線 カット | 遮蔽係数SC 小さいほど涼しい |
|---|---|---|---|
| 無加工ガラス(基準) | 91% | — | 1.00 |
| 濃いスモーク (ルミクール 最濃) | 3% | わずか約18% | 約0.67 |
| 透明遮熱 (シルフィードFGR-500) | 89% | 90% | 約0.89 |
| 遮熱重視 (WINCOSプレミアム) | 5〜76% | 約93〜94% | 約0.42〜0.65 |
注目してください。濃いスモーク(ルミクール)は赤外線カットがたった約18%なのに、透明遮熱(シルフィードFGR)よりも総合的に熱を遮ります(遮蔽係数 0.67 < 0.89)。
理由は、濃い色が可視光線の熱もブロックするから。「赤外線カット率」だけで選ぶと、こうした"本当の涼しさ"を見落とすのです。
※数値はメーカー公式のJIS実測値(保証値ではありません)。遮蔽係数は色の濃さ等で変動します。
では、シルフィードは「ダメ」なの? — いいえ、誠実な良品です
当ページでも人気のシルフィード(メーカー:IKCS)。"赤外線カット率が高いから"という理由で語られがちですが、本当の価値はそこではありません。プロとしての結論はこうです。
① 数字が正直:他社が使いがちな「900〜1000nmの狭いピーク値」ではなく、1500〜2100nmという広い帯域の"平均値"で90%以上を表記。=盛っていない、信頼できる数字です。
② 透明なのに遮熱:視界をクリアに保ったまま日差しをやわらげたい方、フロントガラスにも使いたい方に向きます。
③ UV99%カット:日焼け・内装の退色を抑えます。④ 安全:JIS S 3107の飛散防止性能で、万一の事故時もガラス片の飛散を軽減。
正直にお伝えする注意点:シルフィードはITO(酸化インジウムスズ)という金属酸化物の膜を使います。メーカー公式に電波障害の記載はありませんが、「金属を含むフィルムは、まれにETC・GPSの電波に影響する可能性がある」と一般に言われます。当店では施工箇所をご相談のうえ、ご不安があれば電波を通しやすいフィルムもご提案します。——こういう所まで正直に話すのが、私たちのやり方です。
エコスタイルの約束:数字で煽らず、"あなたの目的"に正直に
「とにかく一番涼しく」「透明でフロントにも」「予算重視」「色・見た目重視」——正解は人によって違います。だから当店は、赤外線カット率の数字で押し売りしません。3ブランド(ルミクール/シルフィード/WINCOS)を常備し、遮蔽係数という"本当のものさし"で、あなたに最適な一枚をご提案します。
まずは写真を送るだけ。LINEで無料相談
お車・ご希望を教えてください。遮蔽係数まで踏まえて、最適なフィルムと概算費用をご案内します。
熊本市東区八反田 / 9:00〜18:00(日曜定休・土日祝は朝9時〜)本当に"涼しい"カーフィルムの選び方
「赤外線カット率が高い=涼しい」と思っていませんか? じつは、それだけでフィルムを選ぶと体感の涼しさを見誤ります。この記事では、メーカーの数字に惑わされない"本当の遮熱"の見方を、公的規格(JIS)にもとづいて正直にお伝えします。
「赤外線カット率が高い」が、実はアテにならない理由
結論:「赤外線カット率」には、JIS(日本産業規格)などの統一ルールがありません。
そのため各メーカーは、自社に都合のよい"ごく狭い波長帯"(たとえば900〜1000nm付近のピーク)だけを切り取って、実態よりずっと高く見える数字(例:「赤外線カット率90%超」)として表示できてしまいます。これは"ウソ"ではありませんが、フィルム全体の遮熱性能(実際の涼しさ)とは必ずしも一致しません。
もうひとつ大事な事実があります。太陽の熱は、赤外線だけが運んでいるわけではありません。太陽のエネルギーは、ざっくり次の3つに分かれます。
※太陽光のエネルギー構成の目安(紫外線約3〜5%/可視光線約44〜45%/赤外線約50〜53%)。
つまり、赤外線をどれだけカットしても、熱の約半分は"可視光線"から車内に入ってきます。だから「赤外線カット率」の数字だけを大きく見せても、車内が劇的に涼しくなるとは限らないのです。これが、当店が「メーカーの数字を鵜呑みにしないで」とお伝えしている理由です。
正しい"涼しさの指標"は「遮蔽係数」
では、何を見れば本当の遮熱性能が分かるのか。答えは、太陽エネルギー全体(紫外線+可視光線+赤外線)をまとめて評価する公的な指標です。代表的なのが次の3つ。いずれもJIS A 5759/ISO 9050 などの規格に準拠し、フィルムの反射・吸収・再放射まで計算に入れます。
遮蔽係数(SC)=いちばん分かりやすい"涼しさのものさし"
無加工の3mmガラスを「1.00」としたときの、太陽熱の入りやすさの相対値。数字が小さいほど、遮熱性能が高い(涼しい)。
例)遮蔽係数 0.42 のフィルム=何もしないガラスの42%の熱しか通さない(=約58%カット)。
関連指標:総日射熱遮蔽率(TSER)=太陽エネルギー全体の遮断率。日射熱取得率(SHGC・η値)=室内に入る割合(TSER ≒ 1−SHGC)。
"数字のマジック"を、実データで証明します
下の表は、メーカー公式の実測値です。赤外線カット率と、実際の遮熱(遮蔽係数)が、必ずしも一致しないことがハッキリ分かります。
| フィルム(例) | 見え方 (可視光透過率) | 赤外線 カット | 遮蔽係数SC 小さいほど涼しい |
|---|---|---|---|
| 無加工ガラス(基準) | 91% | — | 1.00 |
| 濃いスモーク (ルミクール 最濃) | 3% | わずか約18% | 約0.67 |
| 透明遮熱 (シルフィードFGR-500) | 89% | 90% | 約0.89 |
| 遮熱重視 (WINCOSプレミアム) | 5〜76% | 約93〜94% | 約0.42〜0.65 |
注目してください。濃いスモーク(ルミクール)は赤外線カットがたった約18%なのに、透明遮熱(シルフィードFGR)よりも総合的に熱を遮ります(遮蔽係数 0.67 < 0.89)。
理由は、濃い色が可視光線の熱もブロックするから。「赤外線カット率」だけで選ぶと、こうした"本当の涼しさ"を見落とすのです。
※数値はメーカー公式のJIS実測値(保証値ではありません)。遮蔽係数は色の濃さ等で変動します。
では、シルフィードは「ダメ」なの? — いいえ、誠実な良品です
当ページでも人気のシルフィード(メーカー:IKCS)。"赤外線カット率が高いから"という理由で語られがちですが、本当の価値はそこではありません。プロとしての結論はこうです。
① 数字が正直:他社が使いがちな「900〜1000nmの狭いピーク値」ではなく、1500〜2100nmという広い帯域の"平均値"で90%以上を表記。=盛っていない、信頼できる数字です。
② 透明なのに遮熱:視界をクリアに保ったまま日差しをやわらげたい方、フロントガラスにも使いたい方に向きます。
③ UV99%カット:日焼け・内装の退色を抑えます。④ 安全:JIS S 3107の飛散防止性能で、万一の事故時もガラス片の飛散を軽減。
正直にお伝えする注意点:シルフィードはITO(酸化インジウムスズ)という金属酸化物の膜を使います。メーカー公式に電波障害の記載はありませんが、「金属を含むフィルムは、まれにETC・GPSの電波に影響する可能性がある」と一般に言われます。当店では施工箇所をご相談のうえ、ご不安があれば電波を通しやすいフィルムもご提案します。——こういう所まで正直に話すのが、私たちのやり方です。
エコスタイルの約束:数字で煽らず、"あなたの目的"に正直に
「とにかく一番涼しく」「透明でフロントにも」「予算重視」「色・見た目重視」——正解は人によって違います。だから当店は、赤外線カット率の数字で押し売りしません。3ブランド(ルミクール/シルフィード/WINCOS)を常備し、遮蔽係数という"本当のものさし"で、あなたに最適な一枚をご提案します。
まずは写真を送るだけ。LINEで無料相談
お車・ご希望を教えてください。遮蔽係数まで踏まえて、最適なフィルムと概算費用をご案内します。
熊本市東区八反田 / 9:00〜18:00(日曜定休・土日祝は朝9時〜)