スキージーと施工液GELの使い方
実践編1ではスキージーと施工液についてお話しましたが、
実践編②のコチラでは、スキージーと施工液の使い方についてお話して参ります。
PPFのDIY施工に興味をもたれる方に多いのが、過去にウインドウフィルム(カーフィルム)を
自分で貼った経験のある方が多いようです。貼り方は全く違いますが、
最後まで聞いてくださいね、必ずお役にたちますので!
スキージーを使って貼るカーフィルム・カーラッピング、使い方の違い
施工をする際いずれも、形や素材は違えど「スキージー」を使います。
実践編② 現在のページでは「スキージー」の使い方に焦点を絞ってお話します。
先ずは画像から
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PPFの施工店では高い確率でブラックスキージーを使用しているようですが、
カーフィルムとカーラッピングに関しては、様々な色・素材・形がありますので
選ぶ際は経験者に聞いた方が良いでしょう。
PPFのDIY施工に焦点を絞っている関係上、それぞれのフィルムに対して
スキージーの使い方はお話しませんが、それぞれのフィルムによって意味をもった基本があります。
画像で貼り付け面・フィルム・スキージーとあり、PPF施工時は、
9割引く : 1割押す の割合でスキージーを使用します。
※ここは重要※
では、スキージーを引く動作で貼る意味とは??
例えば、消しゴム付の鉛筆を想像してください。
鉛筆を軽く握った状態で、消しゴム側をテーブルなどに接地させます。
それを、30度くらいの角度で引いた時と押した時、どちらの動きがスムーズでしょう?
答えは引いた時になります。
では、テーブルが石鹸水で濡れている状態だとどうでしょう?
濡れている間は大差無いはずです。
しかし、PPFを貼る時の状況はちがいますよね?
PPFを貼る際は、フィルムと塗装面の間にはGELを使い、
フィルム表面には石鹸水を使ってスキージーの滑りを良くしてからGELを
抜いていきます。(GELでもいいのですが原価が高いので石鹸水!)
一回スキージーを滑らせると、フィルム表面の石鹸水は無くなります。
しかも、PPFは柔軟性にすぐれた特殊なポリウレタンで出来ている為、
消しゴムの比では無いくらいスキージーが滑らなくなります。
そんな状態でスキージーを押して使ったらどうなるでしょう?
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※画像はイメージです
PPFの糊は水分が無くなると粘着力を増しますので、この画像のように
スキージーの引っ掛かった跡が残ってしまうのです。
最後に、施工液GELの使い方について
施工液GELはキャニオン付スプレーに入れて霧吹き状態の原液で使用します。
使う量は原価が高いからと言ってケチってはいけません、貼り付け面と
フィルムにムラなくかける程度で結構です。
貼りながら溢れてきた分をスキージングに使うのも良いでしょう!
ドアエッジの裏側部分(ドアの内側)は山の凸凹がありますが、どの様に貼るのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
ドア表面から貼り始め→凸凹の部分→ドア裏側の平面部までで覆うイメージにて貼る事ををお勧めします。
幅の狭いフィルムより、やや幅の広いフィルムがお勧めです。(10mm幅より15mm幅など)