測色計を使った車磨き研磨の評価方法
車磨き研磨において、美しい仕上がりを得るためには、適切な方法と技術が必要で、磨き研磨前後の色ツヤの変化を正確に測定する必要があります。
そのためにも、測色計を使用することで正確な評価を行い、高品質な仕上がりを実現することができます。
当店ではカーコーティング施工の下地処理で重要な研磨作業において、
研磨作業でツヤが向上した事実を証明できる事 = お客様への義務 であることは至極当然との信念から、2016年より測色計を使った車磨き研磨の評価方法を導入しています。
本記事では、測色計を使った車磨き研磨の評価方法について解説します。
測色計を使った車磨き研磨の評価方法とは?
測色計とは、物体の色を測定するための計測器のことです。光を照射して、試料から反射された光を分光し、これを多数のセンサーで受光して、各波長の反射率を測定し演算して色を同定します。測定結果はLab表色系で表示され、明度(L)、色度(a*) (b*)という3つの値で表されます。Lは明るさ、a*は赤⇔緑とb*は黄⇔青を示します。
測色計を使用することで、以下のような評価が可能になります。
・色相・彩度・明度の測定
・目視でわかる塗装のくすみ・ボケ具合を数値化
・目視で確認できないほどの浅い傷まで数値化
これらの測定結果を基に、車磨き研磨の作業プランを立てることができます。
なぜ測色計を使用する必要があるのか?
車磨き研磨において、美しい仕上がりを得るためには、適切な作業プランが必要です。
しかし、目で見た状態だけで評価を行ってしまうと、見た目と異なる状態が残ってしまう場合があります。
そのため、測色計を使用することで正確な評価を行うことが重要です。
測色計を使用することで、色相や明度、スクラッチの多さなどを数値化することができ、より正確な評価を行うことができます。
また、測色計による評価により、作業プランを立てることができるため、無駄な作業を行わず、高品質な仕上がりを実現することができます。
まとめ
測色計を使用することで、車磨き研磨の評価を正確に行うことができます。
正確な評価に基づいた作業プランを立てることで、高品質な仕上がりを実現することができます。
車磨き研磨の作業において、測色計は必要不可欠なアイテムになっていくでしょう。
その車の最大限の美しさを保ち、寿命を延ばすためにも、測色計を使用した車磨き研磨の評価方法を多くのユーザーに知ってもらうことが大切です。
この評価方法を活用することで、新入社員でも経験者顔負けの車磨き研磨を短期間で実現することさえ可能です。
測色計を使った車磨き研磨の評価方法は、まだまだ知られていない方が多いかもしれません。
ぜひ、多くの方にこの方法を知っていただき、車の美しさを保つために取り入れていただきたいと思います。
測色計を用いた研磨作業の評価方式
測色計を用いた研磨作業の評価方式は日本コーティング協会が、月間BSRに連載された、「研磨した塗面のツヤを測色する」(ケヰテック株式会社金子代表投稿)の内容に基づき、金子代表立会いのもとご協力いただき、更に工夫を重ね出来上がった評価方式になります。
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