カーコーティング施工の下地処理 軽研磨
今回はコーティング施工店のHPやSNSでよく見かける「軽研磨」について豆知識を書かせて頂きます。
一般ユーザー様が軽研磨について豆知識で押さえておきたい要点として、
・作業環境、機材の選択、バフの選択、コンパウンドの選択、作業者の知識と技術、設備、タオルやバフの保管状況、などを複合して仕上がりに大きな差が生まれる点。
さらに、大きな差と言っても、JCA会員やJCA公式検証を行った店舗以外では、その差を評価する客観的方法を持ち合わせていない為、感覚的に評価している点、を知っておかなければなりません。
では、その差を評価する客観的方法とは?
この画像は、研磨する前と研磨後に測色計を用いて塗膜の状態を数値化したものです。
赤文字の数値が下がっていれば正しい研磨を行った証明となりますし、その数値をいかに下げるかが技術力という事です。
※評価方法が必要な理由
軽研磨とはいえ立派な下地処理
当店では1工程研磨を「軽研磨」と呼ぶ場合もありますが、新車と経年車では軽研磨で表現できる「キレイ」の目標や目的も違ってきます。
ここでは経年車の軽研磨について少しふれてみようと思います。
経年車の場合、お車の個体により水シミ・洗車傷・走行傷・塗膜の色など、同じものは存在しないと言っても良い程です。
そこで重要になってくるのが、自社の研磨技術を客観的に評価出来ている点
この評価すら出来ていないという事は、1工程で済む下地処理でも、2工程や3工程の無駄な料金を払わされるリスクがあるという事です。
インターネットの普及により情報発信が簡単になった分、客観的な根拠の無い自由な研磨理論や技術発信が蔓延っている現状、
DIYであれば自己責任ですから好きな配信者に習うのも勝手ですが、それが全て客観的な根拠ある研磨理論や研磨技術であるという認識だけは広がってほしく無いものです。
JCA SGM技能監督官 渡邊 晃
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